気の向くままに、イメージのままに、曲を聴きながら、携帯で書いたりしたものとか。
玉砕は覚悟のうち。
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紅い月が笑った。
そんな三日月の暗い夜道に白く咲く少女。
辺りには桜の花弁が舞うように風に流れている。
「姫、いくら私がいるからと夜に散歩など・・・」
そんな少女に小さく文句を言う従者の声はやや後ろから聞こえた。
「だって、来てみたかったんだもの。」
振り返る少女は表情を和らげてふわっと後ろの従者に笑いかけた。
「夜桜見物。」
「しかし姫、よりによって何故紅い月のよるなんかに?」
後ろの従者が姫と呼んだ少女に追いついて問いかける。
「どうしてか、今日じゃなきゃ嫌だったの。」
―本当に、どうしてかな。
少女は困ったように首を傾げる。
歩みを進める毎に深まる闇。
桜と二人だけが浮いて見える程に辺りはそれでいっぱいになった。
そして、姫の歩みは止まった。
「どうかなされまし・・・・!?」
足下には覚えのない水たまり。
ボロボロの服、ズタズタな身体。
真っ赤な水たまりの中心には人間が一人倒れていた。
でも、一般の人間ではない事は確かだった。
紅い月の出る夜は『夜の民』の力が強くなると言われているからである。
「・・・助けなきゃ。」
姫は小さく呟いた。その目に色(感情)は無い。
遂に書いてみた。
連載するかもしれないオリジ小説の最初。
取り敢えず、こんな突発的に書きたいものとかしかここには書かない。
やはりパソコンでやると動画の曲とかいっぱい聞けて楽しい。
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