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気の向くままに、イメージのままに、曲を聴きながら、携帯で書いたりしたものとか。 玉砕は覚悟のうち。
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※この話はPSPo2のネタバレと捏造を大いにしています。
読む際にはご注意ください。














リトルウィング。
エミリア達が所属する軍事会社。

そのとある依頼から、始まった。

***

「……保護対象がSEED事変症候群(シンドローム)だったりしたら大変ね…」
ウルスラが依頼内容に頭を抱えた。
「SEED事変症候群?」
エミリアが首を傾げる。
「SEED事変症候群っていうのは、SEED事変が原因の疾患の事よ。記憶喪失とか…精神的なものが多いみたい。」
「へぇー……」
ウルスラの説明にエミリアが感心する。
「それから、症状の一例として原生生物をSEEDやSEEDフォームに誤認しやすいらしいの。そうなったら錯乱状態になって攻撃してくる事もあるわ。……だから、気を付けてね。」
ウルスラの注意を受けてからエミリアとルイは依頼をこなしに出かけた。

***

依頼は問題無く終了した。
保護対象者は確かにSEED事変症候群だったが、依頼人に渡された催眠薬を使ってお互い傷付かずに帰還したのだ。
「三年前の傷痕がこういう形で残ってる人も居るんだね……」
悲しそうに、エミリアは呟いた。
「……。」
「ルイ?」
エミリアは隣で反応がないルイを呼んだ。
「え、何?」
ふと我に返ったらしくルイが答えた。
「どうかした?」
「いや……ちょっとね。」
曖昧な返事だったが、彼女はそれ以上聞くことはなかった。

それから数日……

ルイの部屋に、エミリアがいた。
別にクラウチから避難してきた訳ではなく、普通に遊びに来たのだが、ルイが部屋に居なかったので勝手に待っているようだ。
部屋に入る事自体はルイも了承しているので、特に問題はない。

ベッドに座ってぼーっと辺りを見回していると、棚からはみ出ている一冊の本がエミリアの目にとまった。
「ん?…なんだろ。」
エミリアはそれを何気無く手に取って、開いた。
「あ……」
『日記……ですね。』
ミカが口をはさむ。

本ではなく、日記帳だったそれは二人の出会った海底レリクスの事から始まってミカの事、エミリアのパートナーになった事、トニオやリィナ達とインヘルト社の依頼をこなした事、目が覚めたユートとルミアで任務をした後にエミリアの誕生日パーティーをした事、失踪者の捜索やシズルとの再会、予定変更で共同VR稼動実験、それから、エミリアの家出の事。
全てが事こまかに、時折絵も描かれていてもはや日記というより、記録に近い。

「エミリア?」
突然開いたドアとかけられたその声にエミリアが振り向くと、ルイが立っていた。
彼の目線が、彼女の手元に落ちる。
「…あ、えっと……ごめん。日記だとは知らなくて……」
申し訳無さそうに、エミリアは謝った。
ルイは何も言わないで手を彼女の頭に置いて撫でた。
「……なんで、怒んないの?」
エミリアはキョトン顔で聞いたが、
「?」
ルイは首を傾げた。
「いや……普通、こーいうのって見られたら怒るでしょ。」
「とくに見られたくないようなものは……」
『ルイは絵が上手なんですね。』
ミカがにこにこ笑いながら言った。
「あ……」
ルイ本人が絵を描いていたことを忘れていたらしく、エミリアの手の中の日記をぱたん、と閉じた。
『でも、どちらかと言うと記録に近いようですが……?』
ミカも日記にしては異常な事細かさが気になっていたらしい。
「……もう、忘れたくないんだ。」
エミリアから手を退けてルイは言った。
『それでは……、』
その先の言葉がわかった彼はちょっと悲しそうに笑う。
「今日の依頼で助けた人と同じ、SEED事変症候群みたい。」
「そんな……。」
エミリアの顔が一気に曇る。
「でも、原生生物もSEEDフォームも見て平気だから、あまり重くはないと思う。」
大丈夫。とルイはエミリアに言う。
『…思い出そうとは思わなかったのですか?』
「昔はね。…でも、ここの生活を続けるうちに過去よりも今が大切になった。」
「……正直、あんたがそんな大変だったなんて思わなかった。……ごめん。」
エミリアがもう一度謝る。
「気にしなくていいよ。……正直、思い出そうとしてないから。」
衝撃発言にエミリアは返す言葉が見付からない様子。
『それはどうして…?』
代わりにミカが聞いた。
「エミリアも、クラウチさんも、チェルシーもウルスラさんも…リトルウィングの皆が『家族』みたいだから、かな。もちろん、ミカも。」
『…!』
花が咲いたみたいな笑顔をミカが浮かべる。

「あー、うー……ルイ。」
「?」
「その……あんたもあたしの家族、だからね?」
エミリアのその言葉にルイが微笑う。
それからすぐに何かを思い出したような顔をした。
「エミリア、僕に何か用事だったんだよね?」
「あっ!………ごめん、度忘れした。」
『ふふっ……』
ミカが笑い声を洩らす。
「ミ、ミカ。笑わないでよ。」
エミリアが恥ずかしそうに怒った。

―こんなに楽しい今を、今度はなくしませんように。
……守れるように。

そんなやりとりを見ながら、ルイはぼんやりとこう思っていた。






やっぱりなんか不完全燃焼のような気がする。
えっと、SEED事変症候群なんてものは、原作にありません。
ただ『ありそうだなー』の結果。
確かなんか主人公は入社時に何かない(←忘れた)ってクラウチが言ってたような気もするし。

ストーリーをクリアして本気で涙目だったのに、EDテーマが明るい事について。『涙返せ、涙。』と、思わず部屋で言った。

そしていきなり中途半端にグッドエンドだったもんだから、エンディングコンプを努力中。
とりあえずノーマルからだがいちいち選択肢で謝っている自分、選択肢が酷いんだ←
トゥルーは最後のお楽しみ。←おいしいものは最後に回すタイプ。

ラスボスのセリフは友達の番さんに写メールしたところ、『医者が来い。』と返信がきたほどの重症な厨毒の方でした。
笑い方もなんか、凄まじかった……orz

声優さんは、凄いですね……。

 

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連載は挫折しやすい事を知り、短編をざかざかと書こうと決め、チマチマ更新予定。
リア友に教えちゃったから、あんまり変なのは載せないようにしてる。
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